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日記


by tacuhisa

まだまだまだソフト

今日は友達のソフトボール試合の観戦。
やっぱし、ここも優勝候補vs一期生ゼミでした。
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結果は2-9で、優勝候補のゼミが勝ったけど、負けたほうのゼミもすごかった。
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先生が!                               ↑
完全な私服なのに2塁へのスライディング決めて(今日の授業どうしたんだろ?)、1点へ大きく貢献してました。
優勝候補ゼミの先生も「まあ、僕と10歳くらい違うからね」と仰ってましたが(正確には22歳差です)、まさに若さにあふれてるって感じでした。







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今日の昼食@第一食堂。マヨネーズでオムハヤシが台無しに。
ちなみに、4文字のある単語を書こうとして失敗してます、これ。


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過去の変り種オムライスシリーズ。納豆オムとお好み焼きオム。


-------メモ---------
「アーキテクチャ」 どのようにして製品を構成部品(モジュール)に分割し、そこに製品機能を配分し、それによって必要とする部品間インターフェース(情報やエネルギーを出し入れする結合部分)をいかに設計・調整するか

「インテグラル(擦り合わせ)型」 部品設計を相互調整し、製品ごとに最適設計しないと製品全体の性能が出ないタイプ

「モジュラー(組み合わせ)型」 部品・モジュールのインターフェースが何らかの意味で標準化していて、既存部品を寄せ集めれば多様な製品が出来るタイプ

「オープン・アーキテクチャ」 モジュラー型の一種でインターフェイスが業界レベルで標準化しており、企業を超えた「寄せ集め」が可能なものを指す

引用: 日本の得意産業とは何か:アーキテクチャと組織力の相性
     藤本隆宏・延岡健太郎 2003年8月




モジュール化-新しい産業とアーキテクチャの本質-
第2章 モジュール化時代の経営          C・ボールドウィン&K・クラーク

コンピューター企業:安価で高速な情報処理の導入によってマーケットの広範化。&処理能力を最適活用しうる新たな産業構造への転換を先導。
               ↓
         中核には「モジュール化」
:それぞれ独立に設計可能で、かつ、全体として統一的に機能するより小さなサブシステムによって複雑な製品や業務プロセスを構築。
モジュールデザインを広範に採用する事でイノベーションのスピードを劇的に速めてきた。

1. 増大する複雑化への解決策
「モジュール化」は複雑な技術を企業が取り扱う事を可能にしてきた。
  ⇒製品をサブシステムである「モジュール」に分解する事で、設計者・製造者とユーザーは高い柔軟性を獲得。

1stモジュールPC システム360
1964年IBMよりシステム360 最初のモジュール型コンピューター
設計にモジュール化の原則
「見える」情報と「隠された」情報にプロッセサと周辺機器を分離。

IBMは中央プロセッサ管理部を設置、装置が異なるモジュールが相互に正しく機能するための明示的・包括的なデザインルールを構築&実施

ルールには完全服従なものの、他のモジュールに影響を及ぼさない要素については完全な裁量権(BOX1)

BUT モジュール化はIBM帝国を侵食
新興企業でも特定領域に専門特化することで、IBM内製品より良いものを作れた

「デザインルール」の遵守と実験の自由度
モジュール間の「デザインルール」を遵守しさえすれば、広範なアプローチが可能。より深く追究。



2.PC産業以外でのモジュール化
モジュール化の大発展期に突入
複雑な製品を製造する場合、製造プロセスをモジュールまたは「セル」に分割(製造では1世紀以上の歴史)
「モジュール化」大発展期⇒材料科学をはじめとするブレイクスルーによってデザインルールを特定するための深い製品知識を得る事が容易に
また、PC処理能力向上が知識の収集・加工・蓄積コストを押し下げた。

金融市場&契約手法の発展 ⇒小企業が経営資源を見出し、新たな製品やモジュールの市場化を試みる上でHELP

自動車メーカーにおけるモジュール化
過去 中央集権化された設計システム
現在  複雑な電気的・機械的システムの設計をちいさな単位に分割する方法を模索。
  ⇒コスト削減・技術革新の加速化・品質改善の圧力。

仕様&スケジュール情報 :明示的情報

VW モジュール化&組み立て 生産工程のアーキテクチャと各セル間のインターフェイスを構築し、各々のサプライヤーが遵守すべき品質を定め、工程ごとにモジュールとトラックを検査

金融サービスにおけるモジュール化
金融サービスには完全に形がなく、硬い表面がなく・・・・モジュール化が容易である。
金融後有無の社内的なモジュールの成果としては、イノベーションの爆発的推進。先端的科学的手法+高速コンピューター=設計者は証券をより小さなユニットに分割し、金融派生商品を再構築。

3.「モジュール化」環境での競争
モジュール化には変化の速度を速め、競争圧力を高める以上の作用=企業間関係の変質を持つ。収入や利潤は伝統的産業と比較すると分散化。

アーキテクトか、モジュール・メーカーか
モジュール化された市場での戦略
「アーキテクト」モジュールで構成される製品の明示的情報またはデザインルールを創造。
モジュール設計者をそのデザインルールに引き付けられれば競争優位確保。
「アーキテクチャ」インターフェイス・試験プロトコルに合致するモジュールの一設計者
隠された情報に習熟し、当該モジュールの市場化の際に卓越した実行力の発揮で競争優位。
のどちらかを選択。製品を深く理解、予測する必要性。

サンとアポロ、それぞれの戦略と結末
・サン 低コスト化と市場化までの時間を重視。広範に利用されていたOSの使用&既製品のハードウェア。非固有型アーキテクチャ。
・ アポロ 自社製品の高性能化を重視。独自のオペレーションシステム&ネットワーク管理システムに基づく固有のアーキテクチャを開発。ハードウェアの大半はインハウス設計。
結果:アポロはサンの急成長から遅れを取り、競争優位を逃す。 サンも長期的に競争優位を確保できなかった。(隠されたモジュールのうちの2つしかコントロールしてなかった)

4.求む、見識のあるリーダー
 「モジュール化」はイノベーションのペースを飛躍的に高める。「ナノセカンド」の時代。

経営者に何が求められるか
社内外での製品設計のあらゆる進展に通暁する必要性。
自社の能力を、他の領域で勃興している選択肢と上手く結び付けられるか否かに市場での成功が掛かっている。「新結合」
「現在支配している資源を超えた機会の追求」

内部組織の再設計も必要
モジュール化はイノベーションの飛躍とともに、設計プロセスでの不確実性を増大させる。
自社組織の再設計の必要性。市場の迅速に対応する柔軟性&技術革新の活用、アーキテクチャへの適合
⇒「組織のモジュール化」:独立したチームに作業を割り振り、独自に追究させることで個々のモジュールの開発サイクルのスピードアップ。様々に分権化されたチームの成果の統合&詳細な業務フレームワーク
全体として正しい方向に導く術

ナッレジについての深い理解を求めよ
製品背後にある知識(ナレッジ)を深める必要性。
⇒知識が創造・利用される手法を形作り、導き出すのに自らも深く関わる必要性。
by tacuhisa | 2004-11-09 22:54